2022-10

速効型インスリン分泌促進剤のグリニド系糖尿病薬は、ファスティック（ナテグリニド）、グルファスト（ミチグリニド）、シュアポスト（レパグリニド）の3剤があります。どれも食直前に服用しなければなりません。ファスティックは透析患者など重度の腎機能障害の患者には使用できません。

石鹸やボディソープで「100%植物由来だからデリケートな肌にも安心！」というような宣伝文句をみかけます。しかし、漆でかぶれることもありますし、抗がん剤のイリノテカンやパクリタキセルは、もとは植物から抽出された成分ですので、植物由来だから安心・安全といった考えはしない方がよさそうです。

「3日間排便がないので、今日のVSにセンノシドを2錠飲ませてください」というような内容を耳にします。「VS」は何の略語なのでしょうか。医療現場ではドイツ語も頻用されています。

総合感冒剤であるPL配合顆粒の添付文書をみると、禁忌の項目には様々な内容が記載されています。 消化性潰瘍のある患者、アスピリン喘息の患者、前立腺肥大症の患者。 そして、閉塞隅角緑内障の患者にも禁忌となっています。 PL配合顆粒は処方箋医薬品...

肝細胞がんの腫瘍マーカーとして用いられるPIVKA-IIですが、ワーファリン服用中でも上昇することがあります。PIVKA-IIは腫瘍マーカーとしてではなく、「正常な凝固機能を持たない凝固因子」として理解しておくと納得できますね。

新型コロナウイルスが流行してから、インフルエンザウイルスの流行が下火になっています。しかし、南半球のオーストラリアでは2022年の4月からインフルエンザの感染が爆発的に流行しています。2022/2023シーズンの日本のインフルエンザの流行はどうなるのでしょうか。

抗凝固薬の作用機序を考えると、凝固系カスケードの図が出てきて、見るのが嫌になってしまいますよね…第○○因子と書いてあるものでも、プロトロンビンだったり、カルシウムイオンだったりするものもあります。難しく考えずに、ぜひ読んでみてください！

薬剤師国家試験に現役合格したい学生さんは必見！第101回薬剤師国家試験の問216、217は臨床に即した非常にいい問題だと思いましたので、アテローム性脳梗塞と抗血小板薬、血小板凝集について解説しています。

薬剤師国家試験に現役合格したい学生さんは必見！第107回薬剤師国家試験の問248、249は臨床に即した非常にいい問題だと思いましたので、心原性脳梗塞の治療やDOACについて解説しています。