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ズートピア2のあらすじ 簡単版|時間がない人向け解説

『ズートピア2』は、前作『ズートピア』で描かれた「多様性」や「偏見」というテーマを、さらに一歩踏み込んで描いた続編作品です。

本作の舞台となるズートピアは、誰もがなりたい自分になれる理想の都市として知られていますが、その理想は100年にわたって語られてきた“公式の歴史”の上に成り立っていました。

『ズートピア2』では、警察官として正式なバディとなったジュディとニックが、市制100周年を迎えた街で起きた事件をきっかけに、ズートピアの起源そのものと向き合うことになります。

物語は単なる事件解決では終わらず、なぜある存在の功績は消され、なぜ間違った歴史が正しいものとして受け入れられてきたのかという問いへと広がっていきます。

この記事では、物語の結末まで含めた完全ネタバレで、『ズートピア2』のあらすじを時系列に沿って詳しく解説します。

すでに映画を鑑賞した方の振り返りはもちろん、物語の構造や登場人物の選択の意味を整理したい方にも向けた内容です。

ズートピアが本当に目指していた「共存」とは何だったのか。

その答えを、物語の流れとともに見ていきましょう。

あらすじ|作品紹介と見どころ

『ズートピア2』は、前作『ズートピア』で描かれた「多様性」や「偏見」の問題を、さらに一段深い視点から描いた続編です。

本作の舞台となるズートピアは、誰もがなりたい自分になれる理想の都市として知られていますが、その理想は100年にわたって語られてきた“公式の歴史”の上に成り立っていました。

物語では、警察官として正式にバディとなったジュディ・ホップスとニック・ワイルドが、市制100周年という節目の年に起きた事件をきっかけに、ズートピアの成り立ちそのものと向き合うことになります。

追うべき「犯人」が明確に存在する物語ではなく、なぜ真実が隠されてきたのか、誰がそれを選び続けてきたのかが静かに問いかけられていく点が、本作の大きな特徴です。

『ズートピア2』は、正義と秩序、理想と現実の間で揺れる登場人物たちの選択を通して、

「共存とは何か」「真実を知ることは本当に正しいのか」という、前作よりも大人向けのテーマを描いています。

ネタバレ注意|これから先は物語の結末まで触れます

※ここから先は、『ズートピア2』の物語を最初から最後まで詳しく解説します。

事件の発端から真相、登場人物たちの選択、そしてラストの展開まで、すべて含む完全ネタバレとなります。

映画をこれから初めて観る予定の方や、結末を知らずに作品を楽しみたい方は、ここでページを閉じることをおすすめします。

すでに鑑賞済みの方、または「内容を理解したうえで改めて物語を整理したい」「登場人物の行動の意味を確認したい」という方は、

このまま読み進めていただくことで、『ズートピア2』の物語を時系列で丁寧に振り返ることができます。

次の見出しからは、ズートピアに生じた最初の違和感と、市制100周年を迎えた街で起きる出来事を起点に、物語を追っていきます。

新たな違和感の始まり|蛇の抜け殻が意味するもの

物語の冒頭、ズートピアの日常の中でジュディは小さな違和感に気づきます。

それは、街の片隅で見つかった蛇の抜け殻でした。

ズートピアでは長年、爬虫類は街に存在しないとされており、公式記録や教育の中でもほとんど触れられていません。

抜け殻は些細な痕跡に見えますが、「本来いないはずの存在が、確かにここにいた」ことを示す決定的な証拠です。

ジュディはこの事実に強い引っかかりを覚え、街の“当たり前”が本当に正しいのか疑問を抱き始めます。

この段階では、事件も犯人もまだ明確ではありません。

しかし、ズートピアが100年間信じてきた歴史と現実の間に、わずかなズレが生じていることが静かに示され、物語はゆっくりと核心へ向かう準備を整えていきます。

市制100周年祝賀会と日記の盗難事件

ズートピア市制100周年を記念する盛大な祝賀会が開かれ、街は祝福ムードに包まれます。

会場では、ズートピア建国の歴史を象徴する重要な展示品として、「ダ・スネークの日記」が公開されていました。

それは、ズートピアがどのように生まれ、誰がその礎を築いたのかを示す“公式の歴史”そのものです。

しかし祝賀会の最中、この日記が何者かによって盗まれる事件が発生します。

犯人として姿を現したのが、爬虫類であるヘビのゲイリーでした。

祝賀の場に突如現れた爬虫類の存在は、会場を混乱に陥れます。

ゲイリーは日記を手に逃走し、ジュディは反射的に追跡を開始しますが、その行動は警察内部に誤解を生み、彼女自身が疑われる立場へと追い込まれていきます。

この祝賀会での盗難事件は、ズートピアが100年間守り続けてきた“語られてきた歴史”に、初めて大きな亀裂を入れる出来事となります。

ゲイリー出現とジュディへの疑惑

祝賀会で日記を盗み出したゲイリーは、そのまま街中へ逃走します。

ジュディは警察官として直感的に追跡を開始しますが、その行動は祝賀会の警備体制を乱したとして問題視され、周囲からは「なぜ彼女だけが積極的に動いたのか」という疑念を向けられます。

さらに、ゲイリーの行動が無差別な破壊や暴力を目的としていないことも、状況を複雑にします。

彼は必要以上に周囲を傷つけることなく、あくまで日記を確保することだけを目的として動いているように見えました。

この点が、ジュディ自身にも引っかかりを残します。

結果として、ジュディは「犯人に協力しているのではないか」という誤解を受け、警察内部でも立場が不安定になります。

ニックは彼女を信じて行動を共にしますが、二人は次第に追う側から、追われる側へと立場を変えていくことになります。

ニブルズとマーシュ・マーケット

逃走と捜索の過程で、ジュディとニックはビーバーのポッドキャスト配信者であるニブルズと出会います。

ニブルズは、ズートピアの表舞台では語られない話題や、公式記録から抜け落ちた存在に強い関心を持つ人物です。

彼の案内で二人が向かうのが、街の中心部から外れたマーシュ・マーケットでした。

ここは、ズートピアの主流社会から距離を置かざるを得なかった動物たちが集う場所で、爬虫類もひっそりと暮らしています。

ニブルズはここで、かつてズートピアには爬虫類も共に暮らしていたこと、そして100年前のある事件を境に、彼らが「危険な存在」として排除されていった経緯を語ります。

この話により、ゲイリーの行動が単なる犯罪ではなく、歴史に埋もれた事実と深く結びついていることが、はっきりと示されます。

物語はここから、「犯人を捕まえる話」ではなく、ズートピアが何を隠してきたのかを明らかにする物語へと本格的に転換していきます。

ジュディとニック相棒解散の危機

ゲイリーを追ったジュディとニックは、水道管の中へ入り込みます。

しかし長い水路を進むうちに、ニックの体力が限界に近づき、追跡は途中で断念せざるを得なくなります。

この判断をめぐり、二人の間で意見が食い違い、感情的な言い合いへと発展してしまいます。

その後、ゲイリーが落としたカバンの中にあったマッチ箱に描かれた花から、山頂の屋敷へ続く手がかりを掴み、ジュディは単独で追跡を続けます。

しかしその途中、ニックはジュディからもらった大切なニンジンペンを誤って屋根から落としてしまいます。

この出来事をきっかけに、ニックはジュディに

「もしかしたら、私たちは違うのかもしれない」

と告げ、二人の間には決定的な溝が生まれます。

その直後、ニックは警察に捕まり、連行されてしまいます。

一方ジュディは、リンクスリー家の御曹司であるパウバートと、ゲイリーの助けによってその場を切り抜けることになります。

ここで初めて、二人の「相棒関係」は本当の意味で試されることになります。

明らかになるズートピアの起源

ゲイリーが日記を取り戻そうとしていた理由は、それが元々ゲイリーのひいおばあちゃんのものだったからでした。

日記には、ズートピア誕生の裏にあった真実が詳細に記されています。

パウバートはこの日記を読み、ゲイリーの主張が事実であることを理解した上で、彼に協力していました。

本来、さまざまな動物が一緒に暮らせる都市「ウェザー・ウォール」の構想を考案したのは、ゲイリーのひいおばあちゃんだったのです。

しかし、その功績は「ダ・スネークの日記」から「リンクスリーの日記」へと書き換えられ、ズートピア建設の象徴として展示されることになりました。

さらに、その改ざんを目撃していた家政婦の亀は毒殺され、その罪はゲイリーのひいおばあちゃんに着せられます。

この事件をきっかけに、爬虫類はズートピアから追い出され、リンクスリー家は、かつて爬虫類が暮らしていた土地の上にツンドラ・タウンを建設しました。

ズートピアが100年にわたって誇ってきた「共存の街」という歴史は、ある一族の罪と、それを隠すための犠牲の上に成り立っていたことが、ここで明らかになります。

パウバートの選択|父に認められるための裏切り

ゲイリーがダ・スネークの日記を手に入れようとしていたのは、それがもともと彼のひいおばあちゃんのものだったからです。

日記には、ズートピアでさまざまな動物が一緒に暮らせるようにする構想――「ウェザー・ウォール」を考案したのが、ゲイリーのひいおばあちゃんであることが記されていました。

現在、リンクスリー家はズートピアの創設者一族として名を残していますが、本来その功績は、ダ・スネーク一族のものでした。

しかし特許証は「ダ・スネークの日記」から「リンクスリーの日記」へと改ざんされ、その改ざんを目撃していた家政婦の亀は毒殺され、罪はゲイリーのひいおばあちゃんに着せられます。

この事件をきっかけに爬虫類はズートピアから追い出され、リンクスリー家は爬虫類が住んでいた土地の上にツンドラ・タウンを築いていました。

パウバートは、ゲイリーの嘆願書を読み、真実を理解したうえで彼に協力していました

しかし最終的に彼が選んだのは、真実を正すことではありません。

リンクスリー家の一員として、父親たちに認められる立場を失いたくなかったのです。

パウバートの裏切りは、悪意や野心からではなく、「家の名を守りたい」「父に誇りに思ってもらいたい」という承認欲求から生まれたものでした。

彼は真実を知りながら、それを否定する側に立つという選択をしてしまいます。

クライマックス|真実を公にする決断

ゲイリーは、ひいおばあちゃんの家に本物の特許証が隠されていると考え、かつて爬虫類が住んでいたレプタイル渓谷の時計台に灯りをともして合図を送ります。

この行動により、警察に捕まっていたニックは投獄されてしまいますが、ゲイリーはニブルズと協力してニックを脱獄させ、ジュディのもとへ向かいます。

ジュディ、ゲイリー、パウバートの3人は一時的に合流しますが、そこでパウバートが裏切ります!!(マジでビックリ!!!)

彼はゲイリーに協力するフリをして本物の特許証を探し、それを隠蔽することで、自分とリンクスリー家が正当に評価される未来を守ろうとしていました。

この裏切りにより、ジュディはパウバートに蛇の毒を刺され、命の危機に陥ります。

しかし、追ってきたニックがパウバートと対峙し、間一髪のところで解毒剤の注射をジュディに打つことに成功します。

ジュディは一命を取り留め、ついに本物の特許証が世に出る準備が整います。

結末|名誉回復とズートピアの変化

本物の特許証が明らかになったことで、ズートピア建国の歴史は大きく書き換えられることになります。

「ウェザー・ウォール」を発案し、さまざまな動物が共に暮らせる都市構想を生み出したのは、リンクスリー家ではなく、ゲイリーのひいおばあちゃんでした。

これまで罪を着せられ、歴史から消されてきたダ・スネーク一族の名誉は回復され、爬虫類が危険な存在として追い出された理由が、事実ではなく捏造だったことも公になります。

ズートピアが誇ってきた「共存の街」という理想は、誰かの犠牲の上に成り立っていたものでした。

ズートピアはすぐに理想の街へ戻るわけではありません。

しかし、間違った歴史を正面から認めたことで、初めて「本当の意味での共存」へ向かう一歩を踏み出します。

ジュディとニックは、警察官として、そして街の象徴として、その変化を見届ける立場に立つのです。

まとめ|ズートピア2が描いた本当のテーマ

この作品が描いたのは、誰が悪かったのかではなく、なぜ間違った歴史が正しいものとして信じ続けられてきたのかという問いです。

パウバートの裏切りは、悪意からではなく「認められたい」という弱さから生まれました。

リンクスリー家の罪も、個人というより、体制と沈黙が生み出したものでした。

そしてズートピアの人々もまた、疑わずに歴史を受け入れてきた当事者だったといえます。

前作が「偏見はどこから生まれるのか」を描いた物語だとすれば、本作は「偏見が制度や歴史になると、どれほど根深いものになるのか」を描いた続編です。

それでも、『ズートピア2』は絶望で終わりません。

真実を知ることは痛みを伴いますが、知ることを選ばなければ、共存は始まらないという希望を、静かに提示して物語は幕を閉じます。

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mealpin

病院薬剤師歴20年|アラフィフのおじさんですが、娘の影響でアニメ映画にハマり、好きな映画の情報を発信しています。好きな映画は何といっても『ズートピア』!もちろん『ズートピア 2』も大好きです。

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