我が家は、春も秋も花粉に悩まされる家族がいるため、1年のうち部屋干しをする時期が長くあります。ひとつの部屋を洗濯部屋として使用し、除湿機を使用しています。
いろいろな除湿機がありますが、各家庭に合った除湿機を選ぶのは難しいものです。
今回は、除湿機とは何か、除湿機の種類、仕組み、除湿機の効率的な使い方、除湿機に関するあらゆる疑問にお答えしていきます。
どの除湿機を購入しようか迷っている方、除湿機の活用方法にお悩みの方はぜひご一読ください。
花粉症で、洗濯物を外に干すことができない…
大家族で洗濯物が多く、梅雨時などで外干しができないと、洗濯物が貯まってしまう…
1枚しかない洋服を、明日も着たいから、夜の間に乾かしたい…
そのような時に、室内干しでも生乾きの臭いが残ることなく、きちんと衣類を乾燥させることができます。
衣類乾燥機にはデシカント方式、コンプレッサー方式、この2つを合わせたハイブリッド方式のものがあります。
デシカント方式は気温に左右されにくいという特徴があります。そのため、冬など気温が低い時でも除湿機能を発揮することができます。
ヒーターを使って温めて温度差を利用して除湿しています。ただし、ヒーターを使う分、電気代が高くなります。
コンプレッサー方式は、高温時に強く、消費電力が少ないという特徴があります。夏場などに有効です。
イメージとしては、夏場に冷たい飲み物をコップにそそぐと表面にどんどん水滴がつきますが、これと同じ原理です。
ハイブリッド方式は、デシカント方式とコンプレッサー方式の両方を使用し、効率よく除湿してくれます。
私がおすすめするのは、コンプレッサー方式のコロナの除湿機です。
我が家も、以前はパナソニックのハイブリッド方式の衣類乾燥機を使用していました。
でも、夏場はいいのですが、やはり冬場はどうも乾きが悪い…
今は、CORONA(コロナ)のコンプレッサー方式の衣類乾燥機を使っていますが、夏場でも冬場でも、季節を問わずしっかりと除湿してくれて、洗濯物もバッチリ乾きます。
排水タンクの容量はCORONAが約4.5L、パナソニックが約3.0Lとなっていて、約1.5倍の違いとなっていて、CORONAの衣類除湿乾燥機は、パナソニックと比べ非常に大きいです。
たくさん除湿できますよ!とアピールしているみたいですよね。
コロナというと、暖房器具の会社と思っていましたが、衣類乾燥機の性能には非常に満足しています。
同じ除湿能力9Lの衣類乾燥除湿機を、CORONAとPanasonicで比較してみました。
数値は、いずれも50Hzで使用した場合です。
CORONA | Panasonic | |
CD-H1022 | F-YHVX120 | |
除湿能力 | 9L | 9L |
電気代の目安 (1時間当たり) | 13.4円 | 7円(標準時) 7円(冬) 22円(速乾時) |
運転音 | 41dB | 48dB |
排水タンク容量 | 4.5L | 3.2L |
価格 | 34,370円 | 49,039円 |
電気代に差がありますが、Panasonicの製品は冬場では乾きにくいため、「標準時」以上にの電気代がかかることが考えられます。
Panasonic製品の速乾時の電気代はCORONA製品よりも高くなっています。
価格はCORONA製品の方が安いですね。
コロナ CORONA 衣類乾燥除湿機 Hシリーズ エレガントブルー 「コンプレッサー方式」 木造13畳まで 鉄筋25畳まで CD-H1022-AE 価格:34,370円 |
パナソニック F‐YHVX120‐W クリスタルホワイト ハイブリッド方式 衣類乾燥 除湿機 価格:49,039円 |
CD-H1022の除湿能力は9Lですが、BD-H182の除湿能力は16Lとなっており、さらに除湿能力が高い製品です。
価格は36,340円と、PanasonicのF-YHVX120よりも安くなっています。
コロナ 除湿機 18L 木造23畳 コンクリ45畳 BD-H182-AG 衣類乾燥 コンプレッサー式 CORONA 内部乾燥 BDH182 価格:36,340円 |
コンプレッサー方式のコロナの除湿機でも、冬場になると、やはり乾きが悪くなってきます。
そのような時は、エアコンをつけて除湿機と併用することで、完全に衣類を乾かすことができます。
ただし、電気代がかかってしまいますので、どうしても乾きが悪いときなどに限定した方が良さそうですね。
エアコンでなくても、扇風機やサーキュレーターの併用でもいいと思います。
アイリスオーヤマの除湿機は、除湿機の上部にサーキュレーターがついていて、一見便利のようにみえますが、お勧めしません。
除湿機の機能を優先すれば、やはりコロナが一番だと思います。
リビングで除湿機をつけたままにしておいても、テレビを観たり会話をしたりすることは可能ですが、やはり気にはなります。
ただ、どうしても洗濯物を乾かしたい場合には、同じ部屋で使用していても、生活できないほどではありません。
きちんと乾いていれば、もちろん生乾きの臭いは気になりません。
デシカント方式の除湿機では、十分に乾燥できないこともあるため、生乾きになってしまい、においが気になるかもしれません。
臭いやカビ対策として、内部乾燥機能がついています。
ボタンを押すと内部乾燥が開始され、1時間30分ほどで終了します。
タンクの容量はPanasonicよりもコロナの方が大きいため、水を捨てる回数はコロナの方が少なくて済みます。
外側のフィルターには当然ですがホコリがつきますので、これは取り外して掃除機で吸い取るなどのお手入れが必要です。
内側には抗菌・抗カビ効果のあるフィルターがついています。脱臭効果もあり、このフィルターは10年間取り換え不要です。
室内干しの衣類乾燥除湿機は、ハイブリッド方式ではなく、コロナのコンプレッサー方式の除湿機をおすすめします。