チーズはどこへ消えた?の著者、スペンサー·ジョンソンが書いた本です。
私は、チーズはどこへ消えた?にも影響を受け、自分の行動が変わりました。
この、頂きはどこにある?はチーズはどこへ消えた?よりも、さらに強い衝撃を受けました。
人生観が変わるほどの影響を受けたと思っています。
あらすじ
谷間に住んでいる若者の物語です。
谷のことしか知らず、一生そこで暮らすものと思っていました。
しかし、年を経るごとに憂鬱になっていきます。
他の場所に行けばもっと幸せになれると思い、谷間から見える山頂を目指そうと思い、家族や友人に相談します。
周りの人達からは反対され、谷から出る勇気が持てませんでした。
しかし、ある日、山に登らなくてはならないという思いに駆られて出発します。
谷間では空気は十分にきれいに思えていましたが、山から見下ろすと薄茶色によどんだ空気がたまっているのが見えました。
山と谷 人生の順境と逆境
人生には必ず山と谷、すなわち浮き沈み、順境と逆境がある。
さらに、どうすれば谷から早く抜け出すことができるか
どうすれば山に長くとどまることができるか
どうすれば今後、山を多くして谷を少なくすることができるか
これらのことを理解して行動する。
どこからが谷で、どこからが山か?
谷と山は繋がっています。
どこからが谷で、どこからが山かは、その人の捉え方で変わります。
山と谷、順境と逆境での行動を間違えて、自分自身で逆境を作り出してしまう。
順境と逆境は起きている現象ではなく、自分の心の中でどう感じているかということ。
自分が順境だと思えば順境だし、逆境と思えば逆境にもなる。
状況を変えることはできなくても、受け取り方を変えてプラスにすることはできる。
例えば、オリンピックで銅メダルを獲って、喜ぶ選手もいれば、金メダル以外はいらない、と言って悔しがる選手もいる。
銅メダルを獲っても、金メダルを獲った場合と比べてしまうと、状況は谷になってしまう。
出来事をどう捉えるかで全く変わってしまうのです。
しかし、そうは言ってもリストラを受けたりと、谷になってしまうことはあります。
そんな状況でも、人生を見つめ直す機会を与えてくれた、などと考えることができますが、そんな前向きに考えるのは難しいですね。
山と山の間には必ず谷があります。
浮き沈みのない人生はありません。
生きていれば必ず山と谷はあります。
ずっと平坦では心臓は動いていません。
生きているとは言えませんね。
山と谷の対処法
順境や逆境はほんの数分かもしれないし数ヶ月かもしれない。
誰でも山に長くとどまりたいし、谷から早く抜け出したいと思います。
谷にどう対処するかで、いかに早く次の山に辿り着けるかが決まります。
どうすればいいのか。
山にたどり着いたとき、何かを達成したとき、多くの人が自分はすごいんだ!と思うのではないでしょうか。
山に長く留まるには、エゴを捨てることが重要です。
そして、谷からなかなかでられない理由は、恐怖心です。これもエゴが原因です。
エゴは山では人を傲慢にし、谷では怯えさせる。真実が歪んで見えてしまいます。
山にいるときは、物事を実際よりもよく思ってはいけないし、谷にいる時には物事を実際よりも悪く思ってはならないのです。
そして、単に「望む」だけでなく、それを行動に起こすかどうかが重要になってきます。
最後に、山にたどり着いたあと、最も重要なこと。
それは謙虚さと感謝を忘れないこと。
山に到達した原因となる行為をもっともっと続けること。
他の人のためにもっと尽くして、次の山に備えて力を蓄えておくこと。
井の中の蛙は幸せなのか??
この主人公は山の頂を目指して谷から出ることを決意しました。
しかし、山があることを知らず、谷しか知らず、その環境で生きていれば幸せなのかもしれません。
これは、「チーズはどこへ消えた?」にも通じる内容ですが、自分が現在置かれている状況が変わらなければ井の中の蛙は幸せです。
しかし、他の世界が見えてしまったり、チーズステーションが突然消えてしまったり、井戸の中に突然大量の水が入ってきたり…ということがあった場合、そこに居続けることはできません。
まとめ
人生は必ず山も谷もあります。
平坦な道だけの人生はあり得ません。
いかに逆境に備えて準備をし行動していく。
エゴを捨て、真実を捉えて恐怖心を捨て山へ登っていく。
順境では常に感謝し、そこに至ることができた過程を繰り返し行っていくこと。
そうすれば人生は好転していくのだということを学ぶことができました。
みなさんも、ぜひ読んでみてください。
アマゾンではKindle版だけでなく、Audiobookでも発売されていますので、ぜひ読んでみてください。
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