無料公開|「チーズはどこへ消えた?」の内容・要約 感想文を書く時の参考になります

【本&ニュース】

「チーズはどこへ消えた?」は人生や仕事における変化をテーマにしています。

人は生きていく中で、様々な変化があり、その都度、選択を求められます。

変化のない人生はありません。

選択を求められられたときに、どのように対応するか。

「チーズはどこへ消えた?」は企業での新人研修でも採用されていると聞きます。

この本を読んで、感想文を書く、といった研修があるのかもしれません。

企業研修でも用いられるほど、有用な書籍だと思います。

全部で94ページですので、読書が苦手な人でも読むことができます。

私は「チーズはどこへ消えた?」を読んで、人生の考え方が変わりました。

「夢をかなえるゾウ1」を読んで、いろいろな考え方があるんだな、少し行動を変えてみようかな、と思いましたが、次に「チーズはどこへ消えた?」を読んで、さらに人生の考え方が変わりました。

本書の要約

人生に変化はつきものです。

変化のない人生はありません。

いいことがあれば悪いこともある。

世の中の出来事は、必ず対になっています。

そして、いいことよりも悪いことの方がたくさんある。

いいことが続いた後に、悪いことが起こると、悲観し、好転することを望んでしまいます。

しかし、行動を起こさない限り、何も好転しません。

本書では、人生で変化が起きた時に、どのような行動を起こすべきか、が示されています。

変化を恐れず、即座に行動したネズミたち。

何の根拠もなく、再びいいことが起こるだろう、と好転を待ち続けた小人。

変化を恐れて、現状にしがみついた小人。

結果は明らかです。

変化を恐れず即座に行動したネズミたちは、新しいおいしいチーズをみつけました。

本書は、変化を恐れずに乗り越えることで、成功を手にすることができるというメッセージを伝えています。

「チーズはどこへ消えた?」の内容

作者は心理学者・医学博士のスペンサージョンソン博士

心理学者・医学博士であるスペンサー・ジョンソン博士が書いた本で、アメリカでは1998年に発売され、2000年に日本語訳が発売されました。

いわゆるビジネス書のひとつで、各国のトップ企業が研修で社員に読ませているような有名な本です。

登場するのは迷路の中の2匹のネズミと2人の小人

登場するのは2匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」、2人の小人「ヘム」と「ホー」です。

2匹と2人は迷路の中に住んでいて、最高のチーズを探します。

ある日、最高のチーズがたくさんあるチーズステーションCを見つけます。

そこで安心しチーズを食べる毎日を過ごしていますが、ある日突然、チーズが無くなってしまいます。

ネズミと小人の行動の違い

その後の行動が2匹と2人では全く違います。

深く物事を考えず、変化を感じ取って、素早く行動に起こした2匹のネズミ。

チーズが消えてしまったことに憤慨し、チーズが無くなってしまった理由を考え、戻ってくることのないチーズを望んで何の行動も起こさない小人。

ネズミよりも小人の方が頭で考えて、最適な行動をとることができると思います。

しかし、物語では成功するのは小人ではなくネズミです。

人間には理性があり、考えて行動することができます。

しかし、その思考が恐怖心をあおり、行動を抑制してしまうこともあるかもしれません。

「チーズはどこへ消えた?」中の私が選ぶ名言

「ねえ、ヘム、物事は変わることがあるし、決して同じことにはならない。あのころと一緒だよ、ヘム。それが人生だ!人生は進んで行く。ぼくらも進まなくてはならない。 (ホーの言葉)
物事を簡潔にとらえ、柔軟な態度で、素早く動くこと。
問題を複雑にしすぎないこと。恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない。
小さな変化に気付くこと。そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる。
変化に早く適応すること。遅れれば、適応できなくなるかもしれない。
最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない。

チーズはどこへ消えた? との出会い

本書との最初の出会い

この「チーズはどこへ消えた?」、実はずっと前から家の本棚にあったにもかかわらず読んだことはありませんでした。

妻が買ってきたのですが、妻は「難しくてよく分からない」といって数ページ読んで放っておいたようです。

私も読んでみたのですが、妻と同じで内容がよく理解できず、つまらないと感じ最初の数ページだけ読んでやめてしまいました。

本書との再会

しかも、2年ほど前に本棚の整理をし、子供の本と共に「チーズはどこへ消えた?」を古本屋に売りに出してしまいました。

では、なぜ一度売ってしまった本を、また読もうと思ったのか。

以前紹介した「夢をかなえるゾウ1」を読んで、自分の中の考え方が少し変わってきていたのだと思います。

それと、やはりAmazonでの評価が高く、企業の研修や社員教育などでも使用されているようで、超超有名な本だったので、やっぱりもう一度読んでみようと思いました。

2度目の出会いで読んでみて感動!

読み始めて驚いたのが、十数年前に読んだときは難しくて読むことができませんでしたが、今回は面白いと思いスラスラと読み進めることができました。

自分の思考が以前と変わっていたから、今回は読むことができたと思っています。

みなさんも、途中で読むのをやめてしまった本があったら、時間を空けて再度読んでみるのもいいと思います。

まとめ

最大の敵は自分の中に潜む恐怖心であること。

人は誰でも何か変わる時には恐怖を感じ心配だと思ってしまいます。

しかし、その恐怖心は、多くの場合で不必要に敏感になりすぎている。

この2年間、新型コロナウイルスが流行し、社会生活は一変しました。

まさにチーズが消えた時に、どう対応するか、と同じ状況です。

変化が起きることを予想して行動するのは、なかなか難しいかもしれません。

しかし、常に変化が起きるのではないか、と思い行動するのが大事だと思います。

そして、変化が起きた時に、恐怖心を捨て去り、いかに素早く柔軟に対応するか。

日本での発売20周年を記念して、本のカバーを一新したものが発売されるようです。

仕事、恋愛、人間関係、将来感、人生には変化がつきものです。

「夢をかなえるゾウ1」を読んで、少し自分の考えが変わり始めていました。

そこで「チーズはどこへ消えた?」を読んで、私は今までの考え方を、さらに大きく変えることができました。

全部で94ページの薄い本ですので、本が苦手な方でも時間をかけずに読むことができると思います。

それでも、やっぱり本を読むのが苦手だから…という方には、漫画版も発売されていますので、こちらを読んでみるのもいいかもしれません。

扶桑社のページをご覧ください。【扶桑社 チーズはどこへ消えた?】

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