人生の中で、何かを変えたいけど変えられない…という人が多いのではないでしょうか。
頭でいろいろ考えても人生は何も変わりません。
何かを変えるには「行動する」ことが必要です。
本書の最後のページに記載されていますが「No action, no change !」
この一言に尽きると思います。
いろいろと考えていても何も変わりません。どんな小さなことでもいいので、まずは行動することが大事ですね。
どうせやるなら素早く処理する
先延ばしにしても、何もいいことはないですね。
「明日やろう」と思って、先延ばしにしても、いいことはありません。
テスト前によくあるパターンかもしれませんが、「家に帰ったらやろう」→「夕飯を食べたらやろう」
→「お腹がいっぱいだから、少しやすんだらやろう」→「テレビ番組を見終わったらやろう」
→「徹夜してやろう」→「明日の朝、早起きしてやろう」→「結局、何もできなかった…」
林修先生もよく言っていますが、「いつやるの?」「今でしょ!」ですね。
考えてもしょうがない
自分には難しくて、やりたくないなぁ、と思って考えていても何も始まりません。
まずは、行動してみることが重要です。
読書で例えるなら
例えば、本を読むことが嫌いな人が読書をすることを想定してみてください。
私も読書がものすごく好きというわけではありませんので、1冊の本を読むことを考えると、面倒だなぁと思ってしまいます。
そこで何も行動に起こさず、本を読み始めなければ何も人生は変わりません。
「1冊読む」と思うと大変ですが、1行でもいいから読んでみる。
1行ずつ読んでいけば、いつかは1冊の本を読み終えることができます。
読んでいるうちに、興味が湧いてきて、スラスラと読める日も出てきます。
先日、高校生の次男が、「国語の先生に「本を読め」と言われたけど、どんな本を読めばいい?」と聞いてきました。
次男も読書が苦手だったので、この「後回しにしない技術」を勧めてみましたが拒否されました。
麒麟の田村裕さんが書いた「ホームレス中学生」ならば読めるかと思って渡してみましたが、机の上に置きっぱなしで読んでいる様子はありませんでした。
「1ページでもいいから読んでみな。」と勧めてみたところ、読み始めたら面白かったらしく、数日で読み終えていました。
論文の執筆で考えると
後輩の若い薬剤師に「論文を書いてみたら?」といっても、なかなか行動に起こす後輩はいません。
「論文を書くなんて難しくてできません。」といった返事が返ってきます。
実際に書いてみたこともないのに、なぜ、書けないと言い切ることができるのでしょうか。
私は、まず1行書いてみることが大事だと思います。
書き始めてみると、意外と文章が思いついてくるものです。
1日1行ずつでも、毎日続けていけば、必ず論文を書くことができます。
インスピレーションが湧かないので書けない、のではなく、書かないからインスピレーションが湧かないのです。
人生は「実験」の連続
「経験(Experience)」と「実験(Experiment)」のどちらも、「試み」や「証明」を意味するラテン語の「エクスペリエンシア(Experientia)」が語源となっています。
自分が中学生だった頃か高校生だった頃かは覚えていませんが、英語のテストで「Experience」と「Experiment」がでて、どちらが「経験」で、どちらが「実験」か分からなかった記憶があります。
どちらも、「試行錯誤」という概念が含まれていますので、実際2つの言葉は同じ意味を持ちます。
私のような薬剤師は理系人間で大学時代には研究するために様々な実験をしてきました。
実験をして、明らかな結果が出ることの方が少ないと思っています。
結果が出なくても、「この方法ではダメだ、ということが分かった」と考えて、次の方法を考えます。
人生も同じで、全ての行動を「実験」と思えば、ダメ元で行動を起こすことができると思います。
失敗は失敗でない
失敗をして、このやり方ではダメなんだ、ということが分かります。
やってみないと、その方法が正しい方法なのかどうかも分かりません。
失敗をしないと前に進めません。
ただ、何でもかんでも失敗していいというわけではありません。
致命的な失敗や、自分の全財産を失ってしまうような失敗は避けなければいけません。
致命傷になる前に、とりあえず、やってみる
かすり傷程度で済むような時点で、まずは実行してみる。
子どもの頃に自転車に乗る練習をしたようなイメージですね。
一度も転ばずに自転車に乗れるようになった人はいないと思います。
何度も転んで乗れるようになったと思います。
失敗を繰り返して、少しずつ成長し、成功に近づいていくことが重要です。
まとめ
「後回し」にしない技術、ぜひ読んでみてください。
そして、何でもいいので行動を起こしてみてください。
これを続けていくことで、人生が変わっていくのではないかと思います。
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