薬剤師国家試験の大学別合格率は厚生労働省のホームページから確認できます。
【厚生労働省 薬剤師国家試験のページ 過去の薬剤師国家試験の結果】
通常、合格率は受験者数に対する合格者数の割合で計算されています。この方法で計算した合格率が次の表になります。
出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
A大学 | 230 | 180 | 130 | 72.2% |
B大学 | 160 | 160 | 120 | 75.5% |
通常の合格率はA大学もB大学も、ほぼ同じです。
出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
A大学 | 230 | 180 | 130 | 56.5% |
B大学 | 160 | 160 | 120 | 75.5% |
厚生労働省が発表している表をよくみると、受験者数の左側に出願者数が記載されています。
仮に、出願者数に対する合格者数で合格率を計算すると、上記の表のようになります。
B大学は出願者数と受験者数が同じですが、A大学は出願者数と比べ受験者数が大きく減っています。
この差は、受験申し込みをしたけれども、単位が不足していたり、卒業試験に合格しなかったりと、何らかの理由で卒業できなかった人は受験できなかった、ということを示しています。
その理由は大学によって様々だと思いますが、受験できない人が多いのは気になりますよね。
薬剤師国家試験の大学別合格率をみるときは、表示されている合格率をみるだけでなく、出願者数と受験者数に大きな差がないかを確認してみるのもよいと思います。
こちらの記事も参考にしてください。【病院薬剤師のすすめ】