アモキシシリン/クラブラン酸(先発品:オーグメンチン配合錠)は扁桃炎の治療などで頻用されます。
アモキシシリンは添付文書に
「治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中へ移行することが報告されている。」
と記載されていますが、総合的に考えると安全に投与できるといえます。
参考記事⇒⇒⇒ 授乳婦への投与 アモキシシリン(サワシリン)編
それでは、アモキシシリン/クラブラン酸の授乳婦への投与は安全なのでしょうか。
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オーグメンチンの添付文書には、
「治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。」
と記載されています。
非常にあいまいな表現です。
「薬物治療コンサルテーション 妊娠と授乳 改訂第3版」には、オーグメンチンは記載されていません。
e-lactanciaではアモキシシリン同様に「Very Low Risk」となっています。
M/P比は0.04と低く、母乳への移行はわずかと考えられます。
RIDは0.4と非常に低いため、母乳への移行は無視できると考えられます。
アモキシシリン同様に、オーグメンチンも授乳中でも安全に服用できるといえます。
しかし、乳児がペニシリンアレルギーをもっていたり、下痢をするようであれば、母乳の中止、もしくはオーグメンチンの服用を考慮する必要があります。