妊娠検査薬は、いろいろな種類が発売されています。
どれを使うのがいいのか迷いますよね。
値段、精度、使用可能なタイミング、などいろいろあります。
陰性に出たけど本当に妊娠していない?
検査するタイミングが早すぎて陰性だった?
フライング検査って何?
いろいろな疑問があると思います。
この記事では、使用目的に合った妊娠検査薬を選択できるよう、タイミング別の妊娠検査薬を3つ紹介します。
この記事では、この3つの妊娠検査薬について説明しています。
妊娠検査薬は、種類によって検査可能なタイミングが異なります。
妊娠検査薬を販売しているアラクスのホームページでは、生理周期や前回の生理開始日を入力することで、いつから検査できるかの目安を計算することができます。
妊娠すると、尿の中にhCGというホルモンが出るようになります。
妊娠初期は、尿の中のhCGの量は少ないのですが、時間が経過するにつれて、hCGの量は多くなっていきます。
妊娠検査薬は、尿の中のhCGの量を調べて妊娠しているかどうかを判定します。
尿の中のhCGを調べますので、尿を妊娠検査薬のキットに直接かけたり、コップなどに溜めた尿に浸るようにつけたりして使用します。
通常の妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後から検査可能となっています。
もし、生理予定日から1週間が過ぎていない状態で妊娠検査薬を使用し陰性になったとしても、尿の中のhCGの量が少なすぎるため、本当に妊娠していないのかは判断できません。
このように、1週間経たないでしている検査を「フライング検査」と呼んでいます。
妊娠後、時間が経つにつれて尿の中のhCGの量が増えてくることを利用しているため、生理予定日の当日から検査可能な製品と、そうでないものに分けられます。
生理予定日の当日から検査可能な製品は、少ない量のhCGでも検査ができるようになっています。
感度が高い、ということですね。
生理予定日の当日から検査可能な製品は、尿の中のhCGの量が25 IU/Lで陽性の反応が出ます。
生理予定日の1週間後から検査可能な製品は、尿の中のhCGの量が50 IU/Lで陽性の反応が出ます。
生理予定日の当日から検査可能な製品は、チェックワン ファスト です。
名前にファストと入っている通り、早期に検査ができます。
いわゆる、フライング検査が可能な製品です。
生理予定日から1週間が待っていられない、早く検査をしたい、といった場合は、この製品がおすすめです。
ただし、一般用医薬品のようにドラッグストアやインターネットで購入することはできません。
医療用体外診断用医薬品に分類されていますので、薬局で薬剤師の説明を受けないと購入できません。
コロナの検査薬と同じ扱いですね。
アラクスのホームページで、どこの薬局で購入できるかを検索できます。
【アラクス ホームページ】チェックワン ファストが購入できる薬局を検索
チェックワン ファストは生理予定日の当日から検査可能でしたが、チェックワンは生理予定日の1週間後から検査可能な製品です。
チェックワン ファストはhCGの量が25 IU/Lで陽性になりますが、チェックワンは50 IU/Lで陽性になります。
そのため、生理予定日から1週間経過して、hCGの量が増えてこないと検査できないということになります。
もし、1週間経過しないで検査をして陰性に出たとしても、尿の中のhCGの量が少なすぎて陰性になった可能性があります。
チェックワンは、判定窓に線が出ていれば陽性、出ていなければ陰性、と自分で判断します。
線が薄いけど、これって陽性なの?陰性なの?どっち?と迷うことがありますよね。
チェックワン デジタルは、判定窓に陽性の場合は「+」、陰性の場合は「ー」が表示されるため、判定に迷うことはありません。
白か黒か、はっきりしてくれるメリットがあります。
判定可能な時期は通常のチェックワンと同じで、生理予定日から1週間後から検査可能です。
チェックワン ファストとは異なりますので、生理予定日から1週間経過しないで使用しても、正しい結果は出ませんので注意してください。
陽性の場合、妊娠している確率は非常に高いです。
しかし、確定診断は専門医の臨床判断によります。
陽性になった場合は、速やかに病院を受診をしましょう。
1回目の検査で陰性だったとしても、妊娠の可能性が考えられる場合は、1週間後にもう一度検査をしてください。
もし、それでも陰性だったとしても、偽陰性の可能性も否定はできません。
陰性になる要因は、いろいろなことが考えられます。
生理が遅れていて心配な場合は病院を受診しましょう。
この記事では、妊娠検査薬の種類と、検査するタイミングについて紹介しました。
正しく検査をしないと、間違った結果が出てしまうこともありますので注意が必要です。