レボフロキサシン(先発品:クラビット)は耐性菌の発生抑制のために適正使用がのぞまれます。
しかし、ペニシリンアレルギーがあったりして、授乳婦へやむを得ず投与しなければならないこともあります。
授乳婦への投与は安全なのでしょうか。
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RIDが10%を超えていますので、乳児が摂取するレボフロキサシンの量を考慮する必要があります。
乳児へのリスクは低いと考えられますが、軽度・中等度の副作用が生じる可能性があります。
炭疽など重篤な場合には投与も考慮されますが、ノルフロキサシンやオフロキサシンなど他の薬剤へ変更してもよいかもしれません。
クラビットの添付文書には
「授乳しないことが望ましい。ヒト乳汁中へ移行することが報告されている。」となっています。
「薬物治療コンサルテーション 妊娠と授乳 改訂第3版」には、授乳婦の投与は「安全」と記載されています。
ただし、炭疽などの重篤な疾患に限る、となっています。
e-lactanciaでは「Low Risk」となっています。
M/P比は0.95と低いですが、RIDが10%を超えているため、乳児が摂取する量を考慮する必要があります。
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根拠となっているのは以下の論文です。
レボフロキサシンを授乳婦に投与した場合、乳児への摂取量も考慮する必要があります。
比較的安全に授乳婦にも投与できると思われますが、可能であれば、同じキノロンでも、ノルフロキサシンやオフロキサシンへの変更も選択に上がります。