クラリスロマイシン(先発品:クラリシッド)は慢性副鼻腔炎や慢性気管支炎、非定型肺炎、ピロリ菌の除菌など、多くの場面で使用されます。
セフェムやペニシリンと同じように、使用される頻度が高い薬ですが、授乳婦への投与は安全なのでしょうか。
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M/P比は1.0、RIDは1.4~1.7%と比較的低いため、母乳に移行し授乳中であっても安全に投与できるといわれています。
ただし、乳児がクラリスロマイシンを摂取することで下痢やアレルギーなどの症状を起こす可能性があるため、その点には注意が必要です。
クラリシッドの添付文書には
添付文書には、「治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。」
と記載されています。
「薬物治療コンサルテーション 妊娠と授乳 改訂第3版」には、授乳婦の投与は「安全」と記載されています。
e-lactanciaでは「Very Low Risk」となっています。
M/P比は1.0と微量ですが母乳中に移行します。
しかし、クラリスロマイシンは小児にも使用する薬であり、授乳中であっても安全に使用できます。
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根拠となっているのは以下の論文です。
授乳中であっても、クラリスロマイシンは問題なく服用できます。
しかし、乳児に下痢やアレルギーなどの症状が現れることがあるため、その点には注意が必要です。
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