市販薬の乗り物酔いの薬 何を買う?

乗り物酔いの薬の定番 「トラベルミン」

先日、子ども用の酔い止めの薬を買いにドラッグストアへ行きました。酔い止めの薬の定番と言えば「トラベルミン」でしょうか。結局、味や成分、飲みやすさを考えて、「トラベルミン チュロップ レモン味」を購入しました。

トラベルミン以外にも、何種類か成分が異なるものがありましたが、薬剤師の目から見て、これは効くのか??と思う薬も中にはありました。

乗り物酔いの薬の成分

酔い止めの薬は、めまいの治療で使う薬と同じような成分が使われています。病院でも市販薬のトラベルミンと同じ成分のものがめまいの治療で使用されます。

成分は、アレルギーの症状や、風邪薬に入っている鼻水を止める成分で、いわゆる抗ヒスタミン剤といわれているものです。大人用のトラベルミンも子供用のトラベルミンも、どちらも抗ヒスタミン剤ですが、異なる成分が入っています。

どちらも、乗り物酔いによる吐き気の症状を抑えることが目的です。それだけでなく、眠気を誘うことも乗り物酔いにはいいのかもしれません。そのため、服用した後は車の運転などはしないでください。

「トラベルミン」と「トラベルミンR」の違い

「トラベルミン」の隣に、「トラベルミンR」という、いかにも効きそうな名前の酔い止めがありました。成分はジフェニドールで、病院でもめまいの治療に使用されます。内耳の血流を良くして、めまいに使われる薬ですが、この薬を飲んでめまいの症状がすぐによくなった!という患者を私は見たことがありません…

酔い止めの効果としても同じで、すぐに症状を抑えることはなかなか難しいのではないでしょうか。

まとめ

効き方は個人差があると思いますので一概に言うことはできませんが、やっぱり酔い止めの薬を買うなら、大人なら「トラベルミン」、子どもなら「トラベルミン チュロップ」でしょうか。

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